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いずみの小人クラス前期参加者の声をまとめました

人の原点というか、かつてはこうあったんだな、人間はやはり自然の一部だな、と静かな中に強いパワーを感じさせてくれる時間です。
小人クラスでは、子どもよりもわたし自身が一番シュタイナーの恩恵を受けているかもしれません



前期は息子が体調を崩すことが多く、あまり出席できませんでしたが、日々の子育てに必要でないものに囲まれてしまっていることなどに気づくことができました。また、教室でのゆったりした時間の流れや空間づくりを少しでも自宅で再現できたらと思っております。



シュタイナー教育は何となく聞いたことがあるくらいで具体的な中身はよく分からないままにクラスに参加しました。

まず、木の温もりに包まれた柔らかい園の雰囲気は、自分たちの暮らしに合っているなと思いました。

ぎんのいずみに通い始めて大きく変わったことは、テレビをつけなくなったことと、家のプラスチックのおもちゃを片付けて木のおもちゃだけにしたことです。

もともと家にプラスチックを置かないようにしていたのですが、子どものおもちゃだけは仕方ない、と容認していたらプラスチックのおもちゃだらけになっていました。

プラスチックのおもちゃを片付けてみたら視界に入るものの色が統一され、気持ちが落ち着きました。子どもにもきっといい影響があったのではないかと思っています。

また、園では必ず手仕事をするのですが、何かを自分の手で作り出す行為はもともと好きだったので毎回の手仕事はとても楽しかったです。ただ、手仕事に集中しすぎるあまり子どもを見守れないこともあり、集中の具合が難しいと感じたこともありました。

既製品を買った方が安かったり早かったりしますが、自然に近い材料から何かを作り出すことの尊さを子どもが小さいうちから感覚として知っておくことは、とても貴重だと考えています。

子どもは、春は、部屋で木の実を投げたり、葉っぱをちぎったりして一人で遊んでいることが多かったのですが、最近はお友達と少しずつ関わるようになって成長を感じています。

後期も、他では味わえない、自然素材に囲まれた神聖かつ温かみのある空間で過ごす上質な時間を子どもに味わってもらいたいと考えています。




毎回一つのキーワードをテーマに先生からお話があります。そのお話と手仕事に熱中すると、そばで遊んでいる子どもをみる目が疎かになったり、子どもに構い過ぎて言葉が多過ぎたりとまだまだ、理解が追いついていかないようで、母親としての芯をしっかり持たなければと振り返っております。
娘は、楽しくて仕方ないようです。家でクラスで歌う歌を毎日のように歌っています。
娘にとって、月2回のクラスでの体験が成長の糧になっているのだなと感じています。




1人目を出産した7年前は、シュタイナー教育に関する雑誌を眺めてはこんな風に子育てしてみたい、生活してみたいと漠然と思いを巡らせていました。

しかし、初めての育児の中で毎日成長する我が子にわからないことばかりで余裕がありませんでした。
そうしているうちに3人目も産まれ、いつしかシュタイナーのことなどすっかり忘れ、日々を回していくのに精一杯という感じで、便利なものや簡易なものに頼った育児となりました。

月に一回の小人クラスに行くと、自分がどのような育児や生活をしたかったのかという想いを取り戻せます。
と言っても、家に帰るとやはり不必要な物や事に囲まれているわけですが。。。
月に一度、少しだけ傾きをを修正できる?傾いている事に気付かせてくれる場所であったと言ったらいいのでしょうか。。。

また後期もよろしくお願いします。


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毎回、手仕事で何かを作る中、先生が「手は人間に与えられた最高の道具よ」とおっしゃられたのが印象に残っています。






by nijiiro-no-tane | 2018-09-14 07:04 | 未就園児クラス いずみの小人
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