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ご質問にお答えします

☆ シュタイナー教育 & ぎんのいずみ子ども園 Q & A ☆

シュタイナー幼児教育やぎんのいずみに関してわからないこと、疑問に思うこと、どのようなことでも構いません。初歩的なご質問であればあるほど初めてご覧になる方にとっては助かるかもしれません。ご遠慮なく投げかけてみてください。お答えできる限りの範囲でお答えします。

また、ご質問いただいても時間の都合上、すぐにはお返事できないかもしれませんのでよろしくご理解ください。


コメント欄でお尋ねくださってもいいですし、
e-mail : nijiirohi@jcom.home.ne.jp 宛てにお寄せください

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by nijiiro-no-tane | 2010-05-31 12:31 | Comments(0)

「いずみの小人クラス」のしおり

 3歳までの家庭での過ごし方、遊ばせ方
       ◎ ◎  い ず み の 小 人  ◎ ◎                                         * 手仕事・うた/手遊び・庭仕事 * 
 
シュタイナー子ども園の短縮版の親子クラスです。
7歳までは健全な身体づくりの時期であり、肉体や感覚の栄養になる要素が総合的に考えられた構成になっています。 
木をたっぷり使った室内の色彩の柔らかさ、自然素材のおもちゃの温もり、やさしい響きのうた、自然を心がけた手作りおやつ、アロマオイルによる室内の香りは、肉体形成期のこの時期の子どもにとって大切な感覚栄養となります。大人が手作りで物を作り出す真摯な姿・家事の姿、そして大人としての毅然とした態度は、子どもたちが生きていくための何よりの模倣モデルになり、静かにゆったりと子どものおもちゃを作るとき、部屋全体を柔らかい空気が覆い子どもを包んであげることができます。また、外の庭仕事では、子どもも大人も自分自身の体を使って身近な土との触れ合いができ、丸太や木切れなど素朴な道具を使っての遊びができます。
静けさの空間、ゆったりした時間の流れの中、一つ一つの事柄が一定のリズム・プロセスで繰返して行なわれることにより、子どもは生きる力を体ごと内的に身につけます。
 

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 「いずみの小人」では、短い歌遊び・手遊びをしますが、3歳以下の子どもは基本的には集団遊びやグループ でやる活動はまだ時期が早く、やらせようとすることはかなりの負担になります。ここにも、“模倣”が適用されます。親がまず楽しんでやることです。子どもにやらせようと思うと、子どもはその気持ちを受け取って、さらに負担が増すことになりますので、まず親自身がやることを心がけましょう。
 室内遊び・外遊びとも大人の働く姿が刺激となり、子どもにとって遊びが仕事になり、仕事が遊びになります。シュタイナー子ども園はある意味、“生活学校”と言えます。自分にとっての“仕事”をしっかりと果たしたとき、人間には“自信”が生まれます。現代に失われがちな、“礼節”もそこから生まれます。
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by nijiiro-no-tane | 2010-05-30 13:23 | 未就園児クラス いずみの小人 | Comments(0)

ぎんのいずみで大切にしていること


          ☆☆ 家庭で心がけていただきたいこと ☆☆                         
          - 子ども時代(幼少期)に親がしてあげられる最大の贈り物 - 

*早寝早起きをする。早朝の澄んだ空気は一日のやる気を生み、生命エネルギーが活性化します。それを得るためには夜も早く寝かせましょう。食欲も整ってきます。夜更かしは肝臓の不調の原因ともなり、すべてが悪循環につながってしまいます。「お日さまと共に起き、お日さまと共に寝る」くらいの気持ちで。

*散歩をする。なるべく自分の足で歩く時間を親子で持ちましょう。いい散歩ルートを見つけましょう。雨の日も雨具を着て、外に出てみましょう。晴れた日には味わうことのできない冒険ができます。
歩くことは、私たち人間に与えられた最小にして最も根源的な動作です。意志力、持久力、忍耐力もつきます。(なるべく、補助輪付き自転車などは小学校に入ってから買ってあげましょう)

*鳥の声に耳を済ませたり、花や虫とお話したり、朝陽や夕陽を静かにみたり、月や雲をみる。いく風を感じるなど。1日一つ、自然の美しさや驚きをみつけてください。生命エネルギーを生き生きとさせる一番の方法です。

*テレビやゲームから遠ざけて、家事を一緒にやったり、触れ合い遊びをしてあげたり、その日あったことを話したり、わらべうた、昔話などで、子どもにとっての将来の贈り物を日々ひとつずつ蓄えてあげましょう(心魂的な貯金です)。子どもがいるからこその大人の楽しみにしましょう。

*1日5分、何も話さず、静かにする時間を持ちましょう。ろうそくをつけてお祈りしてもいいかもしれません。忙しい日常からは生み出せない、静謐でおごそかな時間に大人も浸ってみましょう。
 (ろうそくは、精神世界への門とも言われています。こうして精神界の高次の存在に耳を澄ましたときに、それが大人の心の覆いにもなり得ます。)


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     *** ぎんのいずみで大切にしていること ***

ものごとを道徳的、理論的に判断できるようになる青年期、心の発達が著しい児童期に入る前に、幼児期はまず、今後の人生の基盤となる健康な身体を育てる時期です。周りのことがスポンジのようにしみ込むこの時期に、感覚や神経系の健やかな育ちを促す環境、大人のふるまいが大切になってきます。

◎ 大人の仕事の姿 
室内遊びの時は手仕事、料理、掃除などの家事、外遊びの時は、庭仕事や大工仕事など、人間が生きていくのに必要な根源的なことを、幼児期に身体全体で受け取ることのできる環境を用意してあげます。模倣を通して意志が生まれるのです。
そんな中から、子どもの遊びが発展し、将来の仕事への誠実な態度も育ちます。

◎ 行為の覆い 
幼児の身体は全体が感覚器官そのものです。言葉で教え込むことはなるべく避けて、子どもに作業や行為のプロセスを見せたり、一緒にやったりすることで子ども自らやりたくなるよう、大人がふるまうようにします。どうしても足りない時だけの、「ここぞ」の効き目あるひと言を使うよう心がけます。くどくどと小言や説明はしない。

◎ 食べ物に感謝する
太陽・大地・雨、育てた人、料理した人への感謝も含めて、食事の時間は毎日のことなので一番大切な躾(しつけ)の機会となります。
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by nijiiro-no-tane | 2010-05-30 12:54 | Comments(0)

幼児のための手作りおもちゃ 


*** 手作りおもちゃショップ いずみの妖精 ***


ぎんのいずみ子ども園では、園で子どもたちが使っているおもちゃや小物と同じものを父母たちを中心に手作りしてバザーなどの機会に販売して参りました。

常時、揃えているものもありますが、これからも子どもたちが安心して使える天然素材、色や教育意義をもとにした基本的なものを徐々に作り溜めていって、初めてシュタイナー幼児教育の玩具に触れるママたちへの導入になればと思っています。

現在取り扱っているのは、
・ぼうず人形キット
・おくるみベッドキット
・フェルトの小人キット

などの一番基本的なもの

・ぎんのいずみ父母勉強会レポート『いずみ』
・冊子『にじいろのたね』バックナンバー
・『子ども園天然酵母パンレシピ』
・シュタイナー教育関連書籍 各種


また季節によって、あるいは注文によってご用意できる
お手玉キット(じゅず玉入り)、抱き人形キット、手作りつみき、ハーブのサシェ、
草木染めシルクハンカチ、草木染めフェルト
(ハルジョオン、カモミール、藍、etc.) などもあります。
フランス羊毛、コリデール羊毛、カラー羊毛(化学染め)の分け売りもできます。


在庫、受け渡しの方法、申し込みなど、園の方にe-mail にてお問い合わせください。

nijiirohi@jcom.home.ne.jp

*****

◎上記の販売品は、毎月二回の金曜日午後に行われているオープンスペース
<ぎんが文庫>においても販売しています。

◎「キットは手に入れたけれど作り方がわからない」という方は<人形作り講座>も行なっていますので、そちらの方へご参加いただけます。

◎子ども園酵母パンの手作り天然酵母をお分けしています。ほしい方はご連絡の上、お玉一杯分くらいが入るビンと、中身の物々交換分の、長いも または りんごをお持ちください。


(ただいま、取り扱い商品のカタログ写真準備中。しばらくお待ちください)
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by nijiiro-no-tane | 2010-05-26 12:57 | ショップ いずみの妖精 | Comments(0)

連載 【シュタイナー教育って何だろう?】 その1

*** 「ありがとう」 と 「すてき」 ***

<模倣と手本>の次の魔法の言葉♪
 
 シュタイナー教育の基本理念に、一人一人の子どもの健全な自我を育てる、ということがあります。健全な自我?と一言で言っても抽象的でわかりませんよね。その子がその子らしく、育ちたがっている方向に伸ばしてあげる。大人になって社会に出てからもその自我が社会のひとつの役割にもなり、そのことがまたその子の誇りとなる・・・。という解釈もできるでしょうか?

 7歳までの子どもには言葉での説明よりも、プロセスや行為自体をみせる、大人の働く姿や暮らしの仕組み、自然界の流れを身体全体、五感(シュタイナーでいうと12感覚もあるのですが、これはまたのちほど・・)に働きかけるのがその時期の子どもの心身に負担なくスポンジにしみ込んでいく。その時の魔法の言葉は<模倣と手本>でした。

 私は、その後、子どもたちと保育室で過ごす中、もう二つの魔法の言葉があることを発見しました。それは「ありがとう」 と 「すてき」です。よく、叱らない子育てとか、ほめない子育てとか、育児本のタイトルに見かけますが、シュタイナー幼児教育の中では、いけないことをした時保育者はただ割って入ってもめごとを止める。やめさせたいときは「やめなさい」のただ一言。それ以上は説明をしません(と言っても、いつでもそれができるかどうかはまた別の問題)。その反対に子どもが何か為すべきことを為したり、どうしてもできなかったことにチャレンジしてできたときなどは「できたね!」としっかりと気持ちに寄り添って認めてあげる。「すごい~!上手~!」とか過度にはほめません。その言葉の中には多少なりとも評価が含まれているからです。出来不出来よりも、そのことをやったかやらなかったかが問題です。その行為を通過した時の何か。その何かが子どもの中に満足感として残ることが大切なのです。そしてその満足感を私たちも一緒に共有してあげる。それが子どもの中心線(自我)を太く確かなものにしていきます。

 保育の中では、お仕事というのも遊びと同等に大事です。仕事=遊び、遊び=仕事といってもいいくらいです。そして、私たち大人は一個の人間として子どもに<お仕事>をお願いします。例えば、テーブルを拭く、お手拭きを並べる・・など。そのお手伝いが終わったとき、真にそれを果たしてくれたことに対する畏敬の念をこめて「ありがとう!」と子どもに言います。その時に流れるやった行為の気持ちよさ、それを授受した双方気持ちの溶け合い、それがとても温かい空気となって周囲を覆います。それが一つの魔法の言葉「ありがとう!」です。

 
 そしてもう一つ、「すてき!」は、子どもが普段なかなか見せない、成長ぶりの様子やこちらが予期しないうれしい気遣いなどを見せてくれたとき、私から思わずでる言葉です。身だしなみ、特にお腹からシャツが飛び出ていたり、髪の毛がくしゃくしゃだったりすると、「ちょっとかっこよくしようか」と言って直してあげたりしますが、子どもにとってこのすてきとか、かっこよくとかいうのがただのほめ言葉ではなく何か自分の本質に響いてくるような神秘的で魅惑的な響きと意味合いを持つのではないか?と私は密かに分析しています。

 

 この夏のイギリス滞在で気づいたのですが、イギリス人はなんと“Lovely”という言葉を連発することか・・・♪10年前、ストラウドでただ細い通りを歩いているだけで向こうから歩いてきたかわいいお婆ちゃんに「Good Afternoon, my lovely !」なんて言われるんです。そして今回、バスに乗って乗車賃がちょうどあれば運転手が「Oh, lovely」
またその運転手に乗ってきた(常連の?)乗客がキャンディを差し出して「Lovely!」。
受け言葉の緩衝材かしら?と思うほど連発が目につきました。確かに言われると一瞬ふわっと気持ちが和むし、ほんとに言っているその人自身もLovelyに見えます。(ともあれ、イギリスの老紳士淑女はかわいらしい☆Lovelyっ!)

 子どもたちは、自分の果たした行為を認めてもらって「ありがとう!」と言われ、自分の発意でした行動を「すてき」と言ってもらったとき、どんな気持ちになるのでしょう。 
自己肯定感や自尊心が強まるでしょう。その言ってくれた相手との信頼感も強まるでしょう。みなさんもぜひ「ありがとう!」「すてき!」使ってみてください。ただ、使いすぎや当て込みすぎは禁物。心をこめて本当にprecious(得がたい) な瞬間に・・・。

                    山本ひさの (ぎんのいずみ子ども園代表)



山本ひさのプロフィール:1998年渡英。イギリスにてシュタイナー幼児教育者養成コース、未就園児親子クラス指導者のためのコースで学ぶ。帰国後、2000年にぎんのいずみを開園。健全な子育ちを促進する暮らし方、大人の生き方の実践を通して、生命力に溢れた創造的未来を模索している。手作りおもちゃ、ガーデニング、うたなど、親子ともに生活に潤いが持てるライフスタイルを提案しエッセイなども書く。日本シュタイナー幼児教育協会運営委員を昨年まで9年間歴任。
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by nijiiro-no-tane | 2010-05-26 08:26 | Comments(0)

連載 ** 園庭の木もれ陽 **  その1 

♪ ♪  ぎんのいずみの小人たち  ♪ ♪


これからお話することは、内緒のおはなし。
ちいさな声でお話します。

ぎんのいずみ子ども園の床下には、小人たちが住んでいます。
お父さん小人に、お母さん小人。子どもたちもいるようです。
ですから、子ども園の元気な子ども達が、思わず部屋の中を走った時、私達は、こう言います。
「静かに歩いてね。床下小人がびっくりしているよ。」
そんな時、床下では赤ちゃん小人が目を覚まし、「ふぁ〜あ」とかわいいあくびをしたりしています。

この間、おやつを頂いた時に、—それは、よもぎのおだんごの日だったのですけれどー
ちいさなおだんごが、ひとつだけ残りました。
それで、子ども園の子ども達は「それ、誰が食べるの?」と聞きました。ちょっぴり“食べたいな〜”と思いながらね。
それで、私達はこう答えました。「これは、小人さんの分ね・・・。」
『小人さんが、おだんご食べにくるんでしょ。』
『それでおだんご見つけて。きなこかけて食べるんだね!』
『小人さんは、いつ来るの?』
『何時に来るの?』
子ども達は口々に言いました。
「そうね。小人さんは、みんなが寝静まった頃に来て、おだんご見つけて嬉しがると思うよ。」
『そうだよ!ねずみの時間に来るよ!』

私達がこんな話をしているのを、床下小人たちは聞いていたんですね。そして、ねずみの時間に来て、おだんごを見つけて食べたのだと思うのです。
だって、今日もまたひとつ、子ども園の庭ではいちごが真っ赤に甘くなっていたのですから。
おだんごを食べて嬉しがった小人たちが、いちごを筆で赤く染めてくれたのだと思いますよ。
ですから、子ども園の子ども達は大喜びで、小さないちごを小さく切って、みんなで分けて頂きましたよ。甘くてちょっぴりすっぱい、おいしいいちごでしたよ。


ぎんのいずみ子ども園の床下には、小人たちが住んでいます。
お父さん小人に、お母さん小人。子どもたちもいるようです。

床下の小人さんたち、いつも見守ってくれていて、ありがとう。
もう、10年にもなるのですね!
どうぞこれからも、ぎんのいずみ子ども園と、ここに通って来る子ども達のことを見守っていてくださいね。
                      植松 あずさ(ぎんのいずみ子ども園  保育者)
                
 
                * * * * * * * *

植松あずさプロフィール : 大学文学部卒業後に保育士の資格取得。自然食品店勤務の後、保育園で働く。在職中シュタイナー教育の考えに触れ、ぎんのいずみ子ども園と出会い、担任となる。料理、手仕事、花を摘むこと生けること、お話、わらべうた等子どもと一緒にすることが好きです。水彩とライアーのクラスに通い、自分の心も楽しませています。
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by nijiiro-no-tane | 2010-05-22 12:02 | その他 | Comments(0)